ソーシャリー・エンゲイジド・アート支援助成(SEA)による助成事業の活動記録
※本記事は、川村文化芸術振興財団に提出された報告書をもとに、原稿整理、短縮などの編集、再構成を行ったものです。
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- 2024年度 - マダン:民衆が共謀する広場プロジェクト名:マダン:民衆が共謀する広場申請者:マダン劇プロジェクトマダン劇プロジェクトは、日韓朝のアーティスト、キュレーター、地域コミュニティーが協働してマダン劇に関するワークショップ、パフォーマンス試作、トークイベントを行うことで、現代社会におけるマダン劇の実践的価値を探求する(マダンとは、韓国・朝鮮語で地域社会の共同広場という意味)。
日本におけるマダン劇は、1980年代以降、多くの在日韓国・朝鮮人がともに暮らす町、京都市東九条の祭りである「東九条マダン」を... -
オープンスタジオ/3.11後の復興に関する資料ライブラリープロジェクト名:オープンスタジオ/3.11後の復興に関する資料ライブラリー申請者:志賀理江子
2021年から宮城県美里町にある、パチンコ店を改造した私の制作スタジオ(スタジオ・パーラー)にて、「DOMING NOTHING BUT STUDIO OPEN」と名付けたオープンスタジオを定期的に開催してきました。そのなかで、訪れた人たちの想像力のインスピレーションになり、表現の場にもなるように、ゲストを迎えてのワークショップやトーク、レクチャーなども開催しました。
また、私自身が東日本大震災以... -
ネガティブな想像上の家族からポジティブな家族像を生み出すためにプロジェクト名:ネガティブな想像上の家族からポジティブな家族像を生み出すために申請者:寺田健人
本プロジェクトは、日本社会で共有されてきた規範的な家族像を見つめ直し、クィアの視点から新しい家族イメージの可能性を考えるための芸術実践である。申請者はこれまで、存在しない家族との関係を想定して撮影するセルフポートレート作品《想像上の妻と娘にケーキを買って帰る》を制作し、家族という制度がどのように社会の中で形づくられているのかを問い直してきた。
近年、日本ではパートナーシップ制度の導入などを背景に、... -
ドキュ・アッタン シアター──ミャンマーのクリエイターたちとともに「声」をあげる/届けるプロジェクトプロジェクト名:ドキュ・アッタン シアター──ミャンマーのクリエイターたちとともに「声」をあげる/届けるプロジェクト申請者:Docu Athan ドキュ・アッタン
Docu Athan(ドキュ・アッタン)は、2021年にミャンマーで起こったクーデター以降、さまざまな困難を抱えている同地のクリエイターたちと協同し、映像を中心とした芸術・文化的実践を介し、ネットワークを築くことを目的として活動する団体/プロジェクトである。この団体/プロジェクトは2023年の2月に、ミャンマーで拘束された経験を持つ、ジャーナリストの北角裕樹と映像作家の久保田徹を中心として開始した...
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- 2023年度 - 日本一海洋プラゴミが流れ着く対馬で漂着ゴミを素材にソーラーカヤックを作るプロジェクトプロジェクト名:日本一海洋プラゴミが流れ着く対馬で漂着ゴミを素材にソーラーカヤックを作るプロジェクト申請者:ハイドロブラストハイドロブラストは映画監督、俳優である太田信吾を中心に映像・舞台・アート作品などを創作するために設立された団体である。太田はアーティスト、かのうさちあ氏と数年間にわたりコラボレーションを続けてきた。
かのう氏と創作を続ける過程で、長崎県対馬市の海岸に漂着ゴミが溢れる現実に直面し、日本一海洋プラゴミが流れ着くその町で漂着ゴミを素材にソーラーカヤックを作るプロジェクトを発案、試作を重ねてきた。本格的な... -
Re-heat and Rebornプロジェクト名:Re-heat and Reborn申請者:胡宮ゆきな
2021年11月、カジマヤー(沖縄で行われる数え年97歳の長寿祝い)を楽しみに準備していた沖縄の祖母が93歳で亡くなった。私はコロナ禍の渡航制限、隔離により、現在の制作拠点である台湾から沖縄へ向かうことができなかった。最期、お通夜、納骨、お葬式。すべてをリモートでつないでの画面越しでのお別れであった。
中華圏の宗教儀式や葬儀文化でよく見かけ、欠かせない紙細工「紙紮」(しさつ/ Zhǐ zā)の文化... -
越境するモキュメンタリープロジェクト名:越境するモキュメンタリー申請者:小鷹拓郎
インドネシアとパプア島のアーティストやミュージシャンとともに、モキュメンタリー手法を用いて日本軍が残した架空の「負の遺産」をテーマにした新作映画を制作する。撮影場所として考えているのは日本軍の洞窟が観光地化されて残されているインドネシアのジョグジャ、戦禍の爪痕が残る西パプア そして私の地元である埼玉県各所を舞台に、現地のアーティストやミュージシャン、映画制作者と協力しながら撮影する。
モキュメンタ... -
- 2022年度 - ハイヒール・プロジェクトプロジェクト名:ハイヒール・プロジェクト申請者:片山真理──ハイヒールが特別なものではない、
ただの、あなたにとって大切な、選択の一つになってほしい。
ハイヒール・プロジェクトとは、アーティスト片山真理が、ハイヒールを履ける義足を製作し、街を歩き、ステージに立つまでを目指し2011年にスタートしたプロジェクト。2022年より本格的に始動する第2弾では次のフェイズへと進み、様々な他者とつながり、対話することを通じて、あらゆる人に与えられるべき選択の自由、... -
循環系コミュニティー立ち上げプロジェクトプロジェクト名:循環系コミュニティー立ち上げプロジェクト申請者:遠足プロジェクト実行委員会
「遠足プロジェクト」という、東日本大震災の支援物資であったランドセルを世界中のアーティストが作品化し、巡回を通じて参加者と「共に背負い」、当事者として自分たちの言葉で語り合うことで震災伝承していくプロジェクトを続けてきた。今回は、過去10年間で被災地と未災地の境界を越え、遠足プロジェクトの継続で培われた国際ネットワークを、宮城県石巻市の地域社会へソーシャリー・エンゲイジド・アート・SEAの実践を通...
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『ENCORE』プロジェクトプロジェクト名:『ENCORE』プロジェクト申請者:ユニ・ホン・シャープ
『ENCORE』プロジェクトでは、兵庫県豊岡市近郊に住む海外にルーツを持つ方々とのワークショップや、在日朝鮮舞踊家、日仏通訳者をコラボレーターとして迎えたレクチャーパフォーマンスの開発、および映像制作を行います。かつて「半島の舞姫」と呼ばれ、日本・朝鮮・欧米など世界各地で活躍した崔承喜(チェ・スンヒ)の複雑なアイデンティティを検証し、歴史を異なる手法で「再演」することで現代社会との関係を結び直す方...
ファーストパトロネージュ事業の活動記録は こちら からご覧になれます。