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本記事は、川村文化芸術振興財団に提出された報告書をもとに、原稿整理、短縮などの編集、再構成を行ったものです。

  • The Clothesline
    プロジェクト名:The Clothesline
    申請者:Our Clothesline with Mónica Mayer

    《The Clothesline》は、1978年にメキシコのフェミニスト・アーティスト、モニカ・メイヤーによって発表されたアート作品である。参加者が小さな質問用紙に回答し、会場に設置されている物干しロープにそれを吊るすことができる参加型アートであるとともに、それらにまつわる社会的/個人的な意識変化や、その土地や時代では重要視されてこなかった問題点を可視化させるソーシャリー・エンゲイジド・アートである。
    モニカ・メイヤーはこの作品を通じてハラスメントや排除、差別の経験、性暴力などさまざまな社会的問題、特に女性における暴力や差別について問いかけている。日本では2019年愛知県で開催されたあいちトリエンナーレ2019(以下、トリエンナーレ)に初めて展示されその後、日本各地で開催されている。Our Clothesline with Mónica Mayerはモニカ・メイヤーの作品 《The Clothesline》を日本で展開するサポートを行っている団体である。

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  • ちょちょまうヴァナキュラー〜にしなり+路上+野点+屋台〜
    プロジェクト名:ちょちょまうヴァナキュラー〜にしなり+路上+野点+屋台〜
    申請者:ブレーカープロジェクト実行委員会

    『ちょちょまうヴァナキュラー』は、大阪市西成区にて地域に密着したアートプロジェクトを展開するブレーカープロジェクトと、各地の路上などで「野点」と題した表現活動に20年以上 にわたって取り組む美術家、きむらとしろうじんじんが、公共空間の在り方を再考するアートの実践である。「ちょちょまう(=うっかり、テンパってなにかをしでかしてしまう)」と「ヴァナキュラー(=風土、土着)」を組み合わせたタイトルは、その土地で新たになにかをやってみようとしたときに起こる摩擦も含めた大小さまざまな出来事、そこから生まれる関係性などの蓄積がその土地の風土を形成していくものと考え、名付けられた。
     参加者とともにまち歩きを重ね、発見したまったく趣の異なる3カ所の「まちの余白」を「ちょちょヴァナ」の開催地とし、その土地の持ち主や周辺住民、行政などとの調整・交渉を経て、秋と春の本番開催に至る。

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