※本記事は、川村文化芸術振興財団に提出された報告書をもとに、原稿整理、短縮などの編集、再構成を行ったものです。
『ENCORE』プロジェクト
【申請プロジェクト名】
『ENCORE』プロジェクト
【申請者名】
ユニ・ホン・シャープ
【助成金】 40万円
【概要】
『ENCORE』プロジェクトでは、兵庫県豊岡市近郊に住む海外にルーツを持つ方々とのワークショップや、在日朝鮮舞踊家、日仏通訳者をコラボレーターとして迎えたレクチャーパフォーマンスの開発、および映像制作を行います。かつて「半島の舞姫」と呼ばれ、日本・朝鮮・欧米など世界各地で活躍した崔承喜(チェ・スンヒ)の複雑なアイデンティティを検証し、歴史を異なる手法で「再演」することで現代社会との関係を結び直す方法を模索しながら、私たちのアイデンティティやコロナ禍で顕在化した諸問題を再考する試みです。滞在制作後は、京都やフランスをはじめ、国内外での発表を計画しています。
【開催/実施/発表】
●ワークショップ
●成果発表
【成果】
2022年3月1日から4月6日にかけ、ICA京都を拠点に、崔承喜に関連する資料収集とワークショップを行い、京都の在日外国人コミュニティーに関する聞き取りも進めた。とくに京都国際交流会館では、ニューカマーの在日外国人コミュニティーに関して、また南山城同胞生活相談センターでは、ウトロ地区(京都府宇治市)の歴史と古くからある在日コリアンコミュニティーについて、お話をうかがった。
4月7日より、城崎国際アートセンター(兵庫県豊岡市)にて翻訳家/通訳者の平野暁人さんと協働しながら、レクチャーパフォーマンスの制作を進めた。また、崔承喜の踊りを受け継ぐ在日コリアンダンサーのユン・ミユさん、映像作家の飯岡幸子さん、映画監督の草野なつかさんと、海辺で映像の撮影を行った。そうした撮影と並行し、下記のワークショップを開催した。
越智雄磨「来るべき言語を求めて──ユニ・ホン・シャープ『ENCORE』公開リハーサル鑑賞ノート」(ウェブサイト:城崎国際アートセンター)