植物を中心とした自然の力強さや繊細さを漆を用いて表現し、
暮らしのなかに取り入れられるような作品を目指し制作しています。
バイオグラフィー
1990 香川県生まれ(現在:香川県高松市在住)
2012 大阪芸術大学工芸科金属工芸コース卒業
2017 香川県漆芸研究所研究生課程修了
仕事内容
漆芸作家
特徴
漆/香川漆芸/存清・蒟醬
生年地、過去の居住地、現在居住地
1990 香川県生まれ(現在:香川県高松市在住)
主な作品・展覧会・プロジェクト
2019 ロクイチ漆展
推薦者
香川県文化芸術局 美術コーディネーター 住谷晃一郎
推薦者によるコメント
山下加奈は、苔やシダ植物の胞子などに興味があり、ミクロの世界を存清(色漆で模様を描き、輪郭や細部に線彫りを加える技法)の色漆や彫りを生かして細密に表現し、独自の世界を繰り広げている。香川県漆芸研究所研究生課程3年生時には存清を専攻し、修了時には身の回りにあふれているコケを採集するための、標本箱を制作した。蘚苔類(せんたいるい)たちの長く小さな営みの様子を表現し、コケを観察して楽しむ作者にとって宝石箱となった。また “燃え尽きようとしている炭” をモチーフとするなど独自の視点を持ち合わせている。高松工芸高等学校、大阪芸術大学で金工を学んでおり、今後金工と漆工の技術を融合した作品も期待できる。