笠井 千秋

量産と非量産の間を探って日々制作と研究をしています。

バイオグラフィー

1996 千葉県生まれ(現在:千葉県在住)
2015 東京藝術大学美術学部工芸科入学
2019 同大学卒業
2019 東京藝術大学大学院 美術研究科 工芸専攻陶芸研究領域入学 在学中

仕事内容

Potter

特徴

陶磁/クラフト陶芸/轆轤成型 型成型

生年地、過去の居住地、現在居住地

1996 千葉県生まれ(現在:千葉県在住)

受賞

2018 安宅賞奨学基金受賞

主な作品・展覧会・プロジェクト

2018 第55回杜窯会作陶展(研究室展)(日本橋三越)
2019 2019 ISCAEE KOREA EXHIBITION(韓国壇国大学)
2019 第56回杜窯会作陶展(研究室展)(日本橋三越)

推薦者

東京藝術大学 美術学部工芸科 工芸基礎研究室 柗井圭太郎
東京藝術大学美術学部工芸科 教授 豊福誠

推薦者によるコメント

笠井千秋は大学院の研究題目に「築炉実習によるプロダクト的作品と作家性を有する作品の比較とそれらが融合した作品の制作」を掲げて現在築炉実習に取り組んでおります。学部の卒業制作では、フルセットのテーブルウェアを自作の特大ダイニングテーブルを展示台として発表しました。作品名は、「側に、永く、かたち」。それは「実家にずっとあった、口触りの良いあれ」「もの心つく前からあった、手のひらくらいのあれ」「風邪の時にスプーンでよく掬った、ちょっと嫌なあれ」「見ると朝だと感じる、ちょっと憂鬱だったり嬉しかったりするあれ」であり、〈土の様相を残した、ながく共にいる器〉〈頭の中の記憶だけではない、からだが覚えている器〉〈そんな様を孕んだ器〉がテーマだと解説していました。あの卒業制作が、彼女の制作姿勢を端的に示すものであったと思います。現在の一部の工芸が向かおうとしている世界観の真逆に位置する、工芸の本質を示す彼女に共感します。

PAGE TOP