※本記事は、川村文化芸術振興財団に提出された報告書をもとに、原稿整理、短縮などの編集、再構成を行ったものです。
《シャドーイング》野外上映会
【申請プロジェクト名】
《シャドーイング》野外上映会
【申請者名】
原田裕規
【助成金】 40万円
【概要】
本作《シャドーイング》は、広島・山口からハワイに渡った人々の軌跡をテーマにした作品である。原田が本作に取り組むきっかけになったのは、ハワイ・マウイ島のラハイナにある移民墓地で、西側(=広島の方角)を向いて建つ、広島・九軒町出身の人物の墓石と出会ったことだった。本上映会は、そんな九軒町にある白潮公園において、東側(=ハワイ)に向けてスクリーンを設置し、作品《シャドーイング》を野外上映することにより、ハワイと広島を結ぶ視線をつくる試みである。空間的に開かれた屋外で実施したため、九軒町で暮らす地元住民も上映を目撃することになった。
【開催/実施/発表】
上映会は2日間にわたって行われた。インストールは友定睦氏が担当、記録映像の撮影は渡辺真太郎氏と藤田恵実氏が担当し、原田が全体を統括した。
〈期間〉2023年3月25日、26日
〈場所〉白潮公園(広島県広島市中区白島九軒町)
〈参加人数〉約30人
【成果】
30人程度の地域住民および、10人弱の美術関係者が上映会を鑑賞した。初めての野外上映会の試みだったが、事前に適切な申請手続きを踏むことで、公共空間でイベントを実施するノウハウを培うことができた。
作品《シャドーイング》について、個人ウェブサイトで原田本人が解説している。
https://www.haradayuki.com/works/shadowing/