archive 2022年度アーカイブ

本記事は、川村文化芸術振興財団に提出された報告書をもとに、原稿整理、短縮などの編集、再構成を行ったものです。

ハラスメント量的調査の実施

【申請プロジェクト名】
ハラスメント量的調査の実施

【申請者名】
表現の現場調査団

【助成金】 40万円


【概要】
表現の現場で活動経験のある人々を対象に「ハラスメント量的調査」を2022年7月より開始した。ハラスメントの実態やジェンダーギャップを明らかにすることが目的。そのための調査設計の完了、レイアウトなどアウトプットについての作業を行う。隔週ごとのZoomミーティング開催(年末年始休暇は除く。合計10回ほど)。各個人作業をGoogleドキュメントで共有。調査団メンバーは常時5名から10名ほどが参加した。


【開催/実施/発表】

●調査の進行

◯第1段階
2021年に発表した「ハラスメント質的調査結果」を元に類型を分類し、質問を絞っていく作業を実施。アンケート専門業者に依頼する際に、質問一つにつき金額が決まる非常にシビアな計算であるため、質問一つで複数の回答を得られる方法などを学ぶ。一方で、質問が長くなることにより、回答数が激減するとのことで、これらのバランスが求められることなどをチキラボ(*)の専門家より教えていただき、質問の仕方を工夫していった。(*……月に1度、チキラボより荻上チキ氏、中村知世氏にミーティングに参加いただき、意見交換及び調査票の専門的な分析を元にし、より精度の高いものとしていった。)
調査における設問の一部

◯第2段階
同じ文化芸術でも、演劇や映画、美術などで共通する項目と、まったく異なる項目があるために、いずれにも当てはまる文言や言い回しをそれぞれの分野から提案し、妥協点を見出していく作業にも時間がかかった。これらのやりとりをチキラボと調査団でオンライン上でのやりとりを繰り返して仕上げた。

●広報

調査団のウェブサイトにて、「量的調査実施中」の旨を告知。また、継続的に記事を執筆した記者(共同通信、朝日新聞など)への情報提供などを行う。


【成果】

2024年6月に『ハラスメント量的調査白書2024』を表現の現場調査団ウェブサイトで公開した。


【関連サイト】

表現の現場調査団のウェブサイト……PDFをダウンロードできる

https://www.hyogen-genba.com/